委託加工貿易の注意点

取引先、財務状況を確認しましょう。日本の会社なら簡単です。法務局で会社登記簿謄本(履歴事項証明書)を入手します。中国ならどうしたらいいでしょうか?中国で与信の調査は困難を極めますが、都市部であれば工商行政管理局、或いは現地の法律事務所を利用します。

営業許可書を確認すること!

中国の企業は営業許可を得ている範囲でしか商売ができません。契約をする前に、相手がどのような営業許可を得ているのかを確認する必要があります。

設備、技術力を調査すること!

サンプルは高品質で意外と満足。でも、量産になったら、、、ひどいもの。そんな話は常識です。実際の現場に足を運び、プロの眼でしっかりと製造工程を確認しなければなりません。

対外貿易経営権を確認すること!

中国企業が外国企業と委託加工契約を締結する際には対外経営貿易権を有しなければなりません。その許可証が無い場合、その権利を有する貿易会社(中国企業)を仲介させる必要があります。支払代金もその会社を仲介させることになります。

加工貿易禁止品目の確認をすること!

加工を依頼するモノの対象品目、分類を確認しておきます。禁止、制限(貿易保証金が必要)、許可分類に分類されます。