海外営業の中国語メールで仕様・価格・納期を聞き返す短文例

海外営業で中国語の問い合わせが来ると、意味を読むだけで手が止まりやすくなります。見積に必要な項目のどれを先に聞けばよいかが曖昧だと、社内確認へ回す材料も足りません。
中国語が完璧でなくても、商談の項目を短く並べると返信は作れます。海外営業に必要な能力と海外営業に必要な知識を、中国語メールの聞き返しに落とします。
仕様・価格を聞く短文表
最初に分ける項目
仕様・価格を聞く短文表では、中国語の文章をそのまま訳して終わらせません。顧客が求めている内容を、見積前の確認項目へ落とします。
海外営業の中国語メールは、きれいな翻訳よりも、顧客が答えるべき項目を短く並べる方が実務で使いやすくなります。
最初に見るのは商品名と型番です。似た型番や旧仕様が混ざると、価格も納期も変わります。
次に数量を見ます。一個の試作なのか、初回注文なのか、年間数量の相談なのかで、社内の確認先が変わります。
価格を聞かれた時は、単価だけでなく見積に必要な費用条件も確認します。単価だけを返すと、後で費用を足す説明が難しくなります。
納期は、出荷日と到着希望日を別々に見ます。顧客が欲しい日と、自社が出せる日は同じではありません。
中国語で返す時は、長い敬語よりも短い確認文にします。例文は「请确认型号和数量。」のように、確認してほしい項目を一つに絞ります。
価格条件を聞く時は「请告知目标价格和贸易条件。」と書けます。目標価格と貿易条件を一緒に聞くと、社内見積へ回しやすくなります。
納期を聞く時は「请告知希望交货时间。」とします。希望時期を先に聞けば、在庫確認と生産枠確認のどちらへ進むか決められます。
仕様が足りない時は「请提供产品规格或图纸。」と聞けます。図面や仕様書がない案件では、価格より先に確認材料を集めます。
用途を聞く時は「请告知使用用途。」と短く書きます。用途が分かると、技術部門は代替品や注意点を出しやすくなります。
返答期限を添える時は「我们会尽快确认后回复。」と書けます。断定できない時でも、確認して返す姿勢は伝えられます。
- 型号: 型番
- 数量: 数量
- 目标价格: 目標価格
- 交货时间: 納期
- 贸易条件: 貿易条件
誤読しやすい価格条件
価格だけを読む時は、単語だけで判断しません。顧客が商品代だけを聞いているのか、送料込みの総額を聞いているのかを見ます。
中国語の問い合わせで価格だけを急いで返すと、費用条件が後から問題になりやすくなります。
値引きの相談が来た時は、希望単価だけでなく注文条件も見ます。数量が増える前提なら、社内では別の価格表を使う場合があります。
サンプル依頼では、費用負担の扱いを確認します。無償サンプルのつもりで送ると、後で請求や通関の確認が増えます。
急ぎ納期の相談では、在庫の有無と輸送方法を同時に見ます。空輸に変えるだけで総額が変わるため、価格回答と納期回答を切り離しません。
社内へ渡す時は、原文と仮訳と営業担当の解釈を別々に示します。どこまで確定しているかを明示すると、技術や工場が確認しやすくなります。
返信前には、不明点を一つずつ中国語で聞き返します。全部を一通で解決しようとせず、見積に進める最低条件をそろえます。
翻訳ツールを使う時も、価格、納期、仕様の単語だけは営業担当が見直します。数字と条件の読み違いは、文章の自然さより商談への影響が大きいためです。
顧客の希望が強い時ほど、できることと確認中のことを分けて書きます。中国語の返信でも、状態ごとに行を分けると誤解が減ります。
社内確認へ渡す翻訳メモ
原文と解釈の切り分け
社内確認へ渡す翻訳メモでは、顧客の原文と営業担当の解釈を混ぜません。必要な情報を同じ表に整理します。
中国語メールを社内へ回す時は、必要な材料を同じメモへ入れると進みやすくなります。
技術部門へ渡す時は、仕様条件を表にします。中国語の文章をそのまま貼るだけでは、何を確認すべきか伝わりません。
工場へ渡す時は、生産条件を整理します。仕様が少し違う代替品を出せるなら、顧客への選択肢も増えます。
上長に相談する時は、価格を急ぐ理由を書きます。顧客が競合比較をしているのか、在庫確保を急いでいるのかで、回答の優先度が変わります。
顧客へ返す期限もメモに入れます。中国語の正しさだけを待っていると、商談そのものが止まります。
営業担当が不安な単語には、原文のまま印を付けます。無理に日本語へ置き換えるより、社内の詳しい人が原文を見られる形にします。
顧客へ送る前には、数字まわりの条件をもう一度見ます。中国語の文法より、この部分の誤りの方が見積や納期回答に直結します。
受信した中国語メールを一通選び、仕様・価格を聞く短文表と翻訳メモへ整理します。社内へ渡す前に、不明点は三つまで絞ります。表に入れる項目は次の通りです。
- 顧客原文
- 仮訳
- 仕様の不明点
- 価格と納期の不明点
- 社内で見てほしい部署
- 顧客への回答期限
海外営業の中国語メールは、すべてを自然な文章に訳すより、商談項目として整理する方が進めやすくなります。仕様、数量、価格、納期を短く聞けば、社内確認も速くなります。
仕様・価格を聞く短文表と翻訳メモを使えば、中国語のメールでも確認すべき項目が具体的に見えてきます。次の問い合わせでは、まず型番、数量、希望納期の三つを先に確認すると返信の迷いが減ります。
